看護師の方は、どんな基準・条件で転職や就職先を決めていますか?「給与が多いこと」「休みが多い、取りやすい」あるいは「夜勤がない」ことでしょうか?これらの条件も大切ですが、忘れてはいけないのが通勤時間です。

看護師にとって通勤時間が長いことは、かなりデメリットになります。看護師は長時間勤務が普通です。通勤時間が長いと、その分早く家を出なければなりませんし、帰りも遅くなります。通勤だけでも体力が消耗されます。このように通勤時間が長いと、時間と体力の無駄になるのです。特に病棟看護師の場合は、2交代制もしくは3交代制なので、通勤時間が長いと睡眠時間が削られます。どんなに給与が良くて、職場環境が最高でも、通勤距離が長く、満員電車で通勤しなければならないなら、仕事を続けていくモチベーションが下がります。ですから、看護師が転職先を選ぶ際には通勤時間、通勤距離を条件にあげて選ぶべきです。

理想的な通勤距離は10〜20分だと考えられています。あまり近すぎると、プライベートで患者さんや病院スタッフに遭遇するリスクがあります。家がバレてしまう可能性もあるので、病院の最寄り駅付近などはおすすめできません。1駅〜3駅ほど離れているとベターでしょう。現在住んでいる場所から20分以内で通えないのであれば、引っ越しを考えるか、もしくは自宅の近くで転職を考えると良いかもしれません。

長く快適に、そしてモチベーションを保って働くためにも看護師の通勤問題から目をそらさないようにしましょう。